プラスチック包装と今後の地球

皆さんにとって「田舎」とはどのような風景を思い浮かべるでしょうか。少し前までは、日本のあらゆる地域にみることができた「里山」の風景は、土地開発や近代農業などの開拓によって、大きくその風景を変化しつつあります。

「里山」には、のんびりとした時間が流れるなかで、美味しい空気や日の光、キレイな水、動物や鳥の無き声、植物の香りなどがイキイキと感じられたはずです。「里山」の自然は、人間の暮らしを支えるだけではなく、そこに生息する動植物たちの住処ともなる「共生」の場でもあったのです。

昨今、気候変動などがもたらす水害などで日本の各地域が、大きな被害を受けておりますが、これまでに体験したことのないような自然災害は、人間の活動が引き起こしている「温暖化」によるものではないかなどとも考えられているようです。

自然界の生態系の循環システムを無視する人間活動から、生態系の共生をうみだしていた「里山」を失い、さらには「里山」のなかで築かれていた人の絆も失ったとする研究者たちもいるようです。

最近では、高校生たちが日本のプラスチック包装について、菓子メーカーなどに声をあげているようですが、産業の近代化が大量生産するププラスチック製品をはじめ便利で快適なものが必ずしも正しいとは限らない現実を私たちは気づかなくてはならない分岐点にきているのかもしれません。

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