包装の分野で行われている「ガス置換包装」と呼ばれる技術には、具体的な方式として「ノズル式」「チャンバー式」「ガスフラッシュ式」が知られています。簡易方式となるノズル式は包装内にノズル差し込みノズルを介して中の空気を吸引し置換するガスを投入する方式で、小型の機械で実現できるため３方式中いちばん設備費を低く抑えられるものです。チェンバー式は密閉空間（チェンバー）内に食品の入った包装袋を入れ脱気したうえ置換ガスを送り込んでシールするもので、高ガス置換率（残存酸素濃度を0.1％以下）を可能とする方式です。ガスフラッシュ式は「ピロー包装機」で袋状にされた包装フィルムに被包装材を投入し、ヒートシール後切断・排出といった一連の工程の中に組み込むもので、最速の包装速度を誇る方式です。